豆でいいんじゃない?(1)

色んな整列

11/28(Wed)

先週は欠席。
卒業制作提出日は12/12(Wed)なので、残す授業はあと今日を入れて三回。
提出まであと14日。 一日6h制作するとしても84時間。うぅ。。
もう来週提出できる勢いでやるしかないです。

授業は展示方法や部屋割りについての話と、個人の制作進行状況について。

本日最終的な方向性が決まりましたが、今日私が迷っている過程も記そうと思います。
私は今日最終試作になるであろう物をいくつか持っていきました。

並べたのは、黒ごま・小豆・そらまめ・輪ゴム・みかん・小エビ。
写真だと色飛びして合成っぽいですがちゃんと1つ1つ並べてあります。
展示は整列・集合・乱雑を表した実物展示+それら3つのA1サイズポスターを作ろうと考えてました。

わたしが何をしたいかを再々くらいでまとめたメモ。
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何に気づいて発見したか
  ①人間が生活する世界には、整列しているものが多く、整頓された心地よさもある反面、完璧すぎると統制された不気味さを覚える。(人工物より も自然物や生き物が並べられると、なお強烈)

  ②自然界に存在する集合体や密集しているものは、私たちの想像を超え るようなものが存在し、それを見ると本能的に恐ろしく感じ拒絶感を抱く (大量であることが重要となる)
  ③自然物であれ人工物であれ、意図が見えなく乱雑に配置されている物 は、個々の関係性が見えないと何も感じるものはない。
  ④私たちは整列や集合を普段意識しないだけで、意識しだすともう‘そ れら’の存在を無視するのは不可能に近い状況になることに気づいてない だけかもしれない。

何を表現したいか
  整列を無意識に選ぶことは本能的に行っており、どこもかしこも整列された世界を自ら作り出しているということに気づいてもらう。また、整列 や集合といった、今まで感じなかった世界を垣間見せる。

どう表現するか
  意図的に規則性を持たせ、自然物を並べる。 比較のために、拒絶感を抱くような集合、乱雑な配置 も制作。 
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これでいける!おっしゃーっと思いましたが問題点が発生。
色んな物を並べるけども、なぜその素材を選んだのかが、言えない。(ごにょごにょなってしまう)

そのとき先生から
 色んな素材じゃなくて、小豆だけにしぼっちゃえば。もうテーマ豆でいいんじゃない?

と、言葉が降ってきました。
わたしも正直、これらを並べているとき、もう豆でいいじゃないかって思っていました。


そこで不必要な素材を排除。
豆だけにしぼって、テーブルに並べてみる。
すると 乱雑から整列、集合へのグラデーションができる。これはより不快を感じやすいグラデーションじゃないか。


とピーンとひらめきました。 つづく


2012年11月28日水曜日 Comments Off

意識の焦点

いちごの種をじぃっとみる

苺 ー物のゲシュタルト崩壊ー

かわいいものとしてよく女子向けのモチーフに使われるけども、
苺はよくよく見ると不気味だ。

種がびっしりとへばり付いていて、じっと見ていると、苺のかわいらしいイメージが脳内で少しずつズレていく感覚に襲われる。それを感じた時、イメージの崩壊が起きる。同時に人々はゾクゾクしたり、苺が一瞬怪奇で異常なものに見えてくる。
けれども、ふと自分の意識が本来の苺のイメージに戻ってくると、何の変哲もない、普通の苺という果物に戻るのである。
これと同じ現象はヒマワリでも感じ取ることができると思う。

同じような情報を繰り返すうちに物の区別ができなくなるのはすごく面白い。
そう、ある時一瞬感じるっていうのも気になる。

これをどう人にわかりやすく、かつ、魅力的に形に落とし込めるだろうか。


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先生も言っていたけど、
・「対象(自分が言いたいことや物 ex.整列や集合)をあらゆる情報の文脈から外すことで人為的にその情報を脱ぎとることが可能になる」
・「まるで初めて見るもののように、既知なる対象物を新鮮に輝かせてみせること。
同じ経験を持つ、人類共通の深い所に訴えかけてくるようなものを作ろう」


それは、いったいどう表現したらいいんだ。。。
アイディアはある一定のジャンプが必要って言われたけど。
そのジャンプの着地点が決まらないです。。


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この人の苺の種をごまに置き換えてるの、すごい気持ち悪くていい。

2012年11月13日火曜日 Comments Off

集合と太宰治の「皮膚と心」

太宰治の短編小説「きりぎりす」の中の「皮膚と心」を読みました。

ネタバレすると
主人公の女は、ある日胸に吹き出物ができて悩んでしまう。その女はぶつぶつが大嫌いなのである。なぜかというと「痛み」と「くすぐったさ」と「痒さ」の中で一番嫌なことは「痒み」であると考えている。痛みやくすぐったさは自分の限界を超えてしまうと、もう失神してしまうだろう。しかしながら、痒みには他の2つにはない「痒さの波」がある。だから恐ろしい。ゆえに皮膚のぶつぶつも、この世の色んなぶつぶつも大嫌いなのである。皮膚にはいっそう気にしていたが、薬を塗って一晩寝ると、ぶつぶつは全身に広がっていた。
こんな醜い自分を夫は嫌うだろうと、着物で隠そうとするが、結局バレて病院に連れて行かれる。

病院の待ち時間、女はふと考える。夫は初婚ではなかったので、もしかしたら前の女から性病を移されたのではないか、と不安になったり裏切られたと憎い感情がこみ上げてきたりする。
結局ただの食べ物アレルギーで、注射を打つとすっかり治ってしまった。というお話。

私は心理描写のことは全部端折ってるので、その辺の素晴らしい感想はこちら様のブログをどうぞ。

そのぶつぶつが嫌だと主人公が語っている場面で、彼女はこの世の様々なぶつぶつの例を挙げています。

以下抜粋 『きりぎりす』(新潮文庫)太宰治(著)より
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いちど先生に連れられて、クラス全部で、上野の科学博物館へ行ったことがございますけれど、たしか三階の標本室で、私は、きゃっと悲鳴を挙げ、くやしく、わんわん泣いてしまいました。皮膚に寄生する虫の標本が、かにくらいの大きさに模型されて、ずらりと棚に並んで、飾られてあって、ばか! と大声で叫んで棍棒こんぼうもって滅茶苦茶に粉砕したい気持でございました。それから三日も、私は寝ぐるしく、なんだか痒く、ごはんもおいしくございませんでした。私は、菊の花さえきらいなのです。小さい花弁がうじゃうじゃして、まるで何かみたい。樹木の幹の、でこぼこしているのを見ても、ぞっとして全身むず痒くなります。筋子なぞを、平気でたべる人の気が知れない。牡蠣かきの貝殻。かぼちゃの皮。砂利道。虫食った葉。とさか。胡麻ごま。絞り染。たこの脚。茶殻。えびはちの巣。いちごあり。蓮の実。はえ。うろこ。みんな、きらい。ふり仮名も、きらい。小さい仮名は、しらみみたい。グミの実、桑の実、どっちもきらい。お月さまの拡大写真を見て、吐きそうになったことがあります。刺繍ししゅうでも、図柄に依っては、とても我慢できなくなるものがあります。そんなに皮膚のやまいを嫌っているので、自然と用心深く、いままで、ほとんど吹出物の経験なぞ無かったのです。
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なんとも分かるような気もする。
私は赤血球の写真などを見るとゾクゾクします。
けど、この主人公は相当ぶつぶつ、というか点々と言うか、そういう集合体に対しても拒絶感アンテナが異常に敏感なのだと思います。

ふりがなも嫌いってのは面白いと思いましたw

草間弥生と太宰治の小説、2つ例を挙げたので、次にまとめます。

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集合と草間彌生

草間彌生「ミラールーム(かぼちゃ)」
画像はこちらからお借りしました。

集合体恐怖症の人たちが、いわゆる「ぶつぶつ」に対する恐怖っていうのは人それぞれ違うみたいです。例えばいちごのぶつぶつは気持ち悪いけど、水玉模様は大丈夫とか。

ネットを調べてみるとやはり「ぶつぶつと」いうと草間彌生は例として挙げられたりしてます。

彼女自身も自分の幻覚である水玉の恐怖から逃れるために自らその水玉を描いて、その行為が自分にとって捌け口(?)であったから、今でもそのテイストは変わっていない、と私は認識してます。
彼女にとっても幻覚・すべてが水玉で覆われてしまう世界は恐ろしかったんですよね。
ということは、彼女は自分が制作した作品を怖いとは思わないのでしょうか。。
気になりますが、自分の作品は愛着を持ってるからそうは思いませんかね。


彼女の作品は視覚的に強烈というか刺激的なので好き嫌いはハッキリあるでしょう。
私も最初は「うわぁこんな人が日本人にいたんだ。しかも結構お年もとられているし…パワフルな人だな。作者も作品も強烈だな。」っといった印象でした。

彼女の代表作というか、よくカボチャがモチーフにされますが
実際に直島の黄色に黒の点々を纏ったカボチャ見て、アイコン的な感じと言いますか
以前よりも彼女の作品を見ることに抵抗感はなくなりました。

その経験も踏まえて、考えたことは強烈なイメージなものでも「慣れ」はあって
「慣れるもの」「慣れないもの」2パターンあるのだな、と気づきました。

私の中で彼女の作品は「慣れるもの」に属していたので、癖のある人で派手でいいなぁっといった感じで、以前のような戦くような気持ちはなくなっていたのです。

やはりどうしても慣れないもの、というのはあります。
よくネットでグロいと有名な花が落ちた後の蓮や背中に卵を産みつけるカエルなど…
(思い出して気分を悪くされた方はすみません。。知らない方は超閲覧注意なので検索はおすすめしません。)

そういうものは拒絶感になるのかなぁと思います。
個人差があるので、一概には言えませんが全部大丈夫っという方はそうそういないと思います。

集合を調べていると、
太宰治の短編小説集きりぎりす内に「皮膚と心」という短い小説があって
それの話も書いてから、整列・集合したものを見た際の違いとか相似点とかを軽くまとめて書こうと思います。
まとまりがなくなってしまいましたが、今回は草間彌生の例を挙げただけですが、次回に続きます。

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整列から集合へ

夏期休暇前の計画表提出で
「人間の生活する世界は様々な整列が溢れている。それも無意識的に整列を選んでいる。それは少し恐ろしいことなのではないか。私たちが気づいてなかった整列世界を気づかせよう」と、自分が何を発見して、何を伝えたいのかが決まりましたが、

どのように伝えたいのか(アウトプットの形)が決まらず、行き詰まっている時、
「集合体恐怖症」という言葉に出会いました。

集合体恐怖症(トライプロフォビア)とは

文字通り、集合体に対する恐怖感を感じてしまう、というものです。
例えばパスタの束、カエルの卵、ホットケーキを焼いたときの気泡などに対する恐怖。
それらを見ていると、人間は天然痘などの皮膚病を連想してしまうらしく、そうすることで本能的に危険を回避しているらしいのです。詳しくはこちら
確かに、私もかえるの卵を見ているとむず痒くなって「うわ、気持ち悪い」という感覚を持ちます。

個人的な話になりますが、今年の夏に久しぶりに蕁麻疹が出ました。
旅行先だったので、後で医者にこういうこういうものが出たんだと記録しておこうと思ってiphoneで撮影しましたが、いま見返してもぶつぶつの大小違った突起物が腕を覆っていて、「うっ」とくるような気持ち悪さがあります。

そこで話は戻って、
私は今まで整列について考えてきましたが、私の語る整列とは人間が作り出してきた規則であるものでした。
一方、その人々が恐怖を抱くような集合体というものは、自然物に起こりやすい。
整列に対する感情が不安感だとすると、集合体には規則性が見えなく、「繁茂する」ような恐怖感というか忍び寄る感じ?時には拒絶感との言えるような強烈な感情を抱くのではないかと考えて、

これは整列と集合は近い存在だけども、何か絶対的な違いがある。それはなんなのか。

それを自分の中で定義づけしきらないと、前に進まない気がして近頃は整列や集合について考えています。

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心配事

Michael Craig-Martin の On the shelf


7/6(Fri)
並べられた・整列されたものはどこか不安だ。
連続している言葉じゃなく、物もゲシュタルト崩壊するからかもしれないと気付いた。
私が作ろうとしている卒制は脳を一瞬困惑させる新鮮さが一番の売りであって、その作品に見慣れてしまったら、違和感を違和感があるものと認識して記憶してしまうから、その価値が下がってしまうのかではないかっていう不安がある。
しかし、いい加減文字から離れなきゃな…こういうものが作りたいって最初にだした参考資料とビジュアルが近くなってしまう。意図が違うって嘆いても見る人には同じカテコライズで認識されるんだろうな…それこそショック

新鮮さが売りって、なんか炭酸水みたいだな。
いい意味のショックを与えたいな。

7/11の水曜はカフェで補講予定なのでその時、教授に聞いてみようと思います。
久しぶりにメモじゃなくブログっぽい。

メモ・回転寿司
   数学的美しさ

2012年7月7日土曜日 Comments Off

計画表提出

7/4 wed
計画表提出しました。前期のまとめですね。

<研究テーマ>

並べる(整列)
人間が生活する世界には並べられたもの(整列したもの)がたくさんあり、人間は無意識に物を並べていると気付いた。
ものを並べることや整列させることは人為的で機械的であるはずだけれども、私たちはそれを自然と受け入れ、人工物だけでなく自然物までも並べている。(例えば高級いちごなどが箱の中で美しく並んでたりするように。)
 私たちは整列した,並べられたものの世界に生きており、それを美しいと感じて自然と並べるという行為を選んでいる。
私はそういった人が「並べる」ことを自然と受け入れていることを不思議に思い、そこに注目する。
例えば、工場見学はベルトコンベアの上に同じものが淡々と置かれて流れてくるのが奇妙で面白く感じる。
並列は表面的には整っていてきれいだけれども、どこか少し不安を覚えるような不思議さがある。私は自然物を意図的に規則を持たせて並べる事で、私たち人間が見逃している、並べられたものの世界を気付かせ、違和感から生まれる感動を見るものに与えようと思う。

<計画スケジュール>


2012年7月4日水曜日 Comments Off

前期ゼミ最終授業


7/4 wed

黒ごまと白ごまの文庫本的整列
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先生メモ
何を発見して何をどうやって伝えたいの?
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この日は久しぶりにサンプルを持参。
文庫本見開き1ページの文字の整列を黒ごまに置き換える
ちなみに句読点カギかっこは白ごま。

文字も1つ1つ整列だと思う。
文字の組み合わせは単語、文、文章と意味が繋がるように意図して組合わせながら
わたしたちは文字を整列させている。
黒ごまに置き換える事で、整列を意識させる。





それと主役のいない誕生日祝いw

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再出発

6/27 wed

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先生メモ
核(ベース)を固めていかないと木が揃わないよ
それをやってどうなったの?が言えないとアートになるよ
モノを作って終わりじゃない!
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類似語
直列 列島 列車 列記
並列 序列 列挙 列柱
行列 配列 陳列

今考えている並べたいもの
星座を直線に並べる
ほくろを皮膚上で並べる
葉の水滴をぎっしり並べる
サラダの中に一部綺麗に揃ってるグリーンピース
雲を並べる

→これは意外性があるから面白いのか?
そもそもこれは面白いのか?

参考資料は見た事もない視点で撮ってるから面白いのではないか?
(軍隊の中に1人だけあくびしている姿)

気がつかないものでならんでるものを探してみよう
高級いちごが箱の中で整列している
高速道路?
新幹線の窓?

世の中にある並んでいるものを、何かモチーフを変えてやってみよう。
 スポーツ
行列
キーボード

((((人間は整列の中に生きている))))

おせちの重箱なんかも綺麗に料理が並んでいるよね
日本人はICチップを作るのにも整列させる。
集合写真もきれいに整列させるときあるよね

→そういう事例をちょっとずつ出していこう

食べ物
おいしさの整列orおいしそうな整列 って切り口もあるね!
高級なおにぎりの並べ方とかね。
ちょっと意味があるとウケる

2012年6月27日水曜日 Comments Off

プレゼン後再思考

6/13 wed
プレゼンおつかれさまでした。

ものを並べるということは、どういうことなんでしょうか?
その1つに整列があるのでは?

相互の関係があるから並べるんだよね。

並べた時に感動するキーワードを出してみよう
自分が気になってるものを並べてみよう
列に関する言葉を色々探してみたら?

工場はなんで興味が出る、惹かれるのかな
やたら同じものが繰り返されるからだけかな

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先生メモ
言葉を色々出していかないと、絵は見えてこない
何が見えてくるかわからないけどきっと面白いよ
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2012年6月13日水曜日 Comments Off

公開プレゼン

6/2(sat)

整列とは…
キンチョーしました。無事終わってよかった ホ。
他ゼミの先生達の反応。
K先生
・スイカの種の配置も切る方向がありますよね
一方向から見たら結果そうなるのかもしれないけれど
見慣れてない切り方で見えてくる整列もある。

・虫にも意味があって飛んでいって、整列に見えることもある。
それとは違う意味なんじゃないか。

Y先生
・整列って北朝鮮の軍隊みたいなイメージだよね
・蟻が並んでるのは整列に見えない
・人工的なのが整列の面白さなんじゃないのか

H先生
・スイカの種の配列に意味を持たせなきゃ「へぇ!!」にはならないんじゃないの?
例えば一口ずつかぶりつく所に1つ種があるとか。


反省
整列の意味を自分で定義づけの元に、参考事例を出してきていたから
初めて見る人にとっての解説が、私のこじつけになってしまった。
整列をやるなら、もっと自分の中で整列の概念を固めなくてはと感じた。

2012年6月2日土曜日 Comments Off

脳内整理

6/1 fri
プレゼン用パワポ提出の原稿を書いている時に迷走しはじめた為、
自分がしたいこと、伝えたい事を再整理。@新宿カフェからのマクドナルド

<疑問>
整列の意味を調べても結局変化しているのは対象物だけじゃないのか?

<やりたいこと>
整列をきれいにそろえるだけでなく
整列内で普通に起きる現象をその整列に表現する。

ーーーーーーーーーー超整理ーーーーーーーーーーー
整列とは
効率や生産性を向上させるために存在している
理由、目的がある

目的
理由 がない整列は 整列といえるのか?
意味

わたしは無意味な整列をつくりたい
→自然な"違和感"を与えるために。
why?
"違和感"が人を驚かせたりハッとさせたり心が動かせる事(固定概念を打破、覆すもの)がしたい

元々バラバラであるものを整列させる事で
①それ自体で違和感
②整列本来の意味を為さない事が違和感

*バラバラである事が自然、常識なもの
ex)スイカの種、ごはん?
→それを整列させる事=不自然 
しかしスイカの種のように自然なものにより成立する=自然
   ↓
 不自然な自然(違和感の発生)


補足
 ・整列にも種類が有り、縦横以外にも様々な表現をさせる
 ・整列を少しズラすような遊び心って必要(^o^)/

2012年6月1日金曜日 Comments Off

プレゼン前の追い込み

5/30 wed プレゼン前の追い込み

美しい整列

定義付け
「整列とは
  整然として配列するさま
  1つの単位の繰り返しで列に見える事」


<やること>
繰り返すということはどういうことか
整列とただ並んでいるものとの違いを説明しよう

整列は色んな世界で存在する。
ex)無印良品(整列)とドンキホーテ(乱雑
整列の特徴
・高価な物は整列
・一点一点見える 
ex)チョコ、マカロン
・特別感がある(違和感が特別感につながる?)
・手がかけられている

いずれも人為的であることが共通している。 
緊張感が違和感に繋がるのではないか。




<疑問>
・パターン(柄)と列との違いは?
→パターンで見えてくるものと整列とは定義付けがちがうのではないか
・整列っぽくみえるのは、どのくらいの長さ、比、量感なのか?
・列は1つが外れていても列であり曲がっていても列なのでは?
・新聞は、列と面どう違うのか。

((((とりあえず試作してみよう))))
・見えてないものを見せよう
ex)うわばきが並んでいる
・しつこいぐらいに繰り返して、人為的表情をみせよう
・並べてみたら違う表情が見えてきたがあるかもしれない
・繰り返される事による違和感をだそう
・ポイント→並べそうじゃないものを並べよう



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

先生メモ
答えには裏と表がある。視点は一つじゃない。

対象をみたときに自分の頭の中で決まりがあるから

物の反対が見えてくるような、気づきが大切だ。
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ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

先生メモ2
やってみなきゃわからないこともある
やってみるとみえてくることだってあるさ。
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2012年5月30日水曜日 Comments Off

プレゼンまであと1回

葉っぱに虫が食べた穴が整列。ルーズリーフのように。
5/28 mon
公開プレゼンのための準備

不自然 unnaturalとテーマは仮決定したけれども
「機械的に分解」してることが面白いのでは?
 ↓
整列させる
並べる

<気づき>
  並べることは人間の本質的な行動なんじゃないか。

人は並べるのが好き。

< 疑 問 >
並べるということはどういうことなんだ?


<すること>
  整列の面白さを研究するために、
   ①並べ方も変えたりして色んな物を並べてみよう
②世の中にある整列の写真を集めてこよう。

①は自然な不思議だけじゃなく、理由があってこうなっている(整列)のだという写真を撮ろう。
ex)水玉の1つが大きい(沢山の整列の中の1つだけ違和感を生む異分子)

<今日のまとめ>
整列の意味を自分で整理して、
整列っていうものは面白いんだよというのを伝える。
そのために整列(並べる、一列)の写真をたくさん集めたり、そういうものを制作してみる。


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先生メモ
作者が気付いたこと、発見したものはなんなのか
 それを作って何を表現したいのか


☆その本質は何なのか、ことばで伝える。
面白いなキレイだなだけでなく、自分の伝えたいメッセージを咀嚼して作る
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

2012年5月28日月曜日 Comments Off

忘れちゃいけない3つ。

5/28(mon)
プレプレゼン後メモ
3分間で発表。

「卒制としてどこに着眼し、どんなテーマを設定するか
そしてどのように表現するか」

を言えるようにしよう。

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疑心

新國誠一のコンクリートポエトリー
5/23(wed)
今日ひとつ方向性を決めてしまおう

1週間引きこもって考えました…。
コンクリートポエトリーと静岡新聞の広告は 何が共通する魅力なのか。



コンクリートポエトリーとみかん新聞の共通点
→文字が生きるのは文脈の中であるはずなのに、もじの最小単位を用いて構成している
→みかんであるという認識はまんまるもしくは固まりで見ててくるものなのに構造体を最小単位にしている

つまりいずれも
その2つが本来生きる所ではない場所から連れ出し
白地に配置するという異世界に連れ込んで
分解している
物体の単体で見えてくる

そして私がしたいのは


・人と生活の距離感の視覚化
・広大な自然 繁茂、繁殖してく植物達
→日本にある植物はほとんどが管理されている。過剰に保護されている。
本来自然植物は、手を加えなくとも維持でき、生い茂っていける能力があるはずなのに
人間がムリに手を加える事で、そういった自然本来の力を阻んでるのではないか、ということを視覚化したい。


具体的にどう表現したいのかを決めましょう
たくさん集めないと見えてきませんよ






2012年5月23日水曜日 Comments Off

で、何を言いたいの?

5/16(wed)

実験 グリンピースを並べる
たくさん実験的試作をしました。

植物が人為的に手を加えられることで、
植物の生き生きと生い茂る本来の生命力が失われているのではないかという事を
感覚的に伝えられるものはどういう表現なのかとたくさん模索

・グリーンピースが並んでいることと
・四角い緑のツタで覆われた緑色の建築物
・葉に四角い穴を空ける、切る

この3つの共通性はなんだろう?

もう少し心地の良い手の加わり方の作品を作ってみよう
ex) ばらまいたグリーンピースの一部だけ綺麗に揃っている
ex)  葉の穴が真ん中ではなく、齧られた後なのに四角い、のような感じで。

複雑な形の野菜でも試してみよう。
不自然な自然を極めて見よう。
仮タイトル 不自然 unnatural

アンディーゴールドワーシーの作品集を借りてみてみよう


—————ここで転換期(?

沢山の実験写真を並べて見えてきた事。
私の写真はいずれも
「機械的に分解」していることが面白い。

植物うんぬんではないのでは…?
>ここで今更路線変更なのかと不安を覚える



—————ここで困惑


不自然な自然を作って結局私は何を言いたいの?

2012年5月16日水曜日 Comments Off

再ブレスト

ブレストの続き
5/9(wed) ブレスト
植物の資料と文字(コンクリートポエトリー)とので何が共通してるから惹かれるの?
静岡新聞の新聞×茶 はこれで何を作ってるの?
>静岡だからお茶の分解
>新聞が茶畑みたいだね。

やりたいことは人工と植物だけじゃなくて もっとあるよね。

次回は出した言葉から似ている言葉を沢山探してこよう
私のキーワード
・違和感
・ずれ
・?
・パーツ(部品)


パーツにしてみよう
日常の物を分解してみよう
ex)ブラウスを解体 糸一本一本まで。
再構築による新しい発見・視点


2012年5月9日水曜日 Comments Off

本を読んでメモ。

4/25(wed)
大地の芸術祭—越後妻有アートトリエンナーレ<2009> 読んでメモ。

人間は自然との距離を表そうとしてきた。
ex) 砂浜に残った足跡
ex) 洞窟に押した手形の石器時代以来
(アルタミラ、ラスコーの壁画)
それは広大無辺な宇宙に時空に一瞬輝く人間の刻印
美術の出発点であり消失点

都市の人々は「新しい故郷」を探し始めている
脱芸術
理解しなければならない呪縛からの解放
既成の芸術の呪縛からの開放を志向 →反対ではなく解放
日本は1960年代前半 ダダ「反芸術」ex)ハンス・リヒター

反芸術が今日では芸術として公認されている…
廃品芸術 ex)ルイーズ・ニーヴェルスン


2012年4月25日水曜日 Comments Off

Artifical Plants 人工植物

4/18(wed)

ピンナップ カルテ テーマ
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先生メモ
何も目標に何を肝にどんなデザイナーになりたいのか。
卒業制作は見た目でおや?とうだけでなく
背景がしっかり作り混んである物、かつ学生の視点らしい物を見てみたい
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わたしが作りたいもの
・無言の暴力
・声をぐっとのんでしまうような
・言葉を必要としないもの

トマトに有刺鉄線が絡んでいる広告
朝顔が電線に絡んでるのは?
苔のサインデザインとかいいんじゃない?
自然を強制するのって、枯山水とか?

植物は全て人工物であることを気付かせる。
仮テーマ:Artifical Plants 人工植物

次週はビジュアルイメージを集めてこよう


2012年4月18日水曜日 Comments Off

今日から始めます

主に卒業制作の進行具合やゼミの様子などを載せていきます。
ブログに記しながら、考えをまとめていったり考えを深められたらと。

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プロフィール

kaocino 美大4年 デザイン系
卒業制作の事ついてつらつら書きます。
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