整列から集合へ

夏期休暇前の計画表提出で
「人間の生活する世界は様々な整列が溢れている。それも無意識的に整列を選んでいる。それは少し恐ろしいことなのではないか。私たちが気づいてなかった整列世界を気づかせよう」と、自分が何を発見して、何を伝えたいのかが決まりましたが、

どのように伝えたいのか(アウトプットの形)が決まらず、行き詰まっている時、
「集合体恐怖症」という言葉に出会いました。

集合体恐怖症(トライプロフォビア)とは

文字通り、集合体に対する恐怖感を感じてしまう、というものです。
例えばパスタの束、カエルの卵、ホットケーキを焼いたときの気泡などに対する恐怖。
それらを見ていると、人間は天然痘などの皮膚病を連想してしまうらしく、そうすることで本能的に危険を回避しているらしいのです。詳しくはこちら
確かに、私もかえるの卵を見ているとむず痒くなって「うわ、気持ち悪い」という感覚を持ちます。

個人的な話になりますが、今年の夏に久しぶりに蕁麻疹が出ました。
旅行先だったので、後で医者にこういうこういうものが出たんだと記録しておこうと思ってiphoneで撮影しましたが、いま見返してもぶつぶつの大小違った突起物が腕を覆っていて、「うっ」とくるような気持ち悪さがあります。

そこで話は戻って、
私は今まで整列について考えてきましたが、私の語る整列とは人間が作り出してきた規則であるものでした。
一方、その人々が恐怖を抱くような集合体というものは、自然物に起こりやすい。
整列に対する感情が不安感だとすると、集合体には規則性が見えなく、「繁茂する」ような恐怖感というか忍び寄る感じ?時には拒絶感との言えるような強烈な感情を抱くのではないかと考えて、

これは整列と集合は近い存在だけども、何か絶対的な違いがある。それはなんなのか。

それを自分の中で定義づけしきらないと、前に進まない気がして近頃は整列や集合について考えています。

2012年11月13日火曜日

プロフィール

kaocino 美大4年 デザイン系
卒業制作の事ついてつらつら書きます。
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